「阪急電車」有川浩 片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡

読書感想

乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、

やがて希望の物語が紡がれる。 恋の始まり、別れの兆し‥。

途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。

 

 

 

 

 

 

 

阪急電車今津線の電車内のお話です。

素敵な心温まるお話がいくつも詰まっていました♪

 

ページが残り少なくなるにつれ、

この電車が折り返してまた話が続いていったらいいな~と、

そんな名残惜しい気持ちになります。

 

知らない人たちが乗り合わせる電車の中

そこに偶然居合わせた人たちに起きる出来事、心の動き。

 

恋が始まる瞬間の若者たち、

おばあちゃんと孫娘、

恋人を寝取られた女性、

社会人の彼氏がいる受験生、

恋人からDVを受けている女性、

周りの迷惑を考えないおばさまたち……などなど。

 

宝塚駅から西宮北口駅のわずか8つの駅の間

いろいろなドラマを紡ぎ出してくれます。

 

有川浩さんはこの本が書かれた当時、

小説の舞台、今津線沿線にお住まいだったそうです。

でなければ、目に浮かぶような景色、こんなに詳しく書けないでしょう。

このお話を書くきっかけは、旦那さんの何気ない一言だったそうですよ。

 

 

2011年、映画化されました。

主演は中谷美紀、戸田恵梨香が初共演。

監督は三宅喜重、本作が映画初監督。

脚本は『いま、会いにゆきます』(04)の岡田惠和。

有川浩の実写映像化は本作が初となる。

主演の中谷美紀や、キャストのほとんどが阪急電鉄沿線出身者、または関西圏出身者になっている。特に、兵庫県出身者は、戸田恵梨香・芦田愛菜・有村架純・相武紗季・南果歩・鈴木良平と、かなり多い。