「贖罪」湊かなえ 本屋大賞受賞後第1作の連作ミステリー

読書感想

第6回本屋大賞の『告白』の著者が、

悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリ。

『告白』と同じく章ごとに主人公が変わる独白形式で書かれている。

 

 

 

 

 

 

 

田舎町で起きた殺人事件。

被害者の母親が、当時現場にいた4人の少女たちの

その後の人生にまで大きく影を落とす。

ラスト、やっとすべての伏線が浮き上がってくる。

 

湊かなえさん得意の構成ですね。

4人の目撃者それぞれの視点で描かれている。

 

ドロドロとした心の闇。

否応なしに起こる負の連鎖。

 

淡々とした文章の中にも凄さがあって、一気に読みました。

 

誰にでもたくさんの辛い出来事があると思う。

私にも、あなたにも…。

心に残る深い傷もあるけれど、

それらをひっくるめて上手く抱え込みながら乗り越えて…、

いかに前向きに明日に繋げていくか。