小説家・太宰治による中編小説。
『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。
高校生の時、文庫本で買いました。
もうその頃の本はほとんど処分してます。
でも、これはいつかまた読み返すつもりで処分しませんでした。
で、読みました!
高校生の時と大人になってから読んでるけど…
内容はすっかり忘れてた。
太宰は昭和23年、39歳で入水自殺をする。
その年に発表されたのが「人間失格」
まず、物語の冒頭から衝撃!
【恥の多い生涯を送って来ました】
いきなりこれです!
みんな多かれ少なかれ恥をかいて生きてるのにね。
生きることに不器用で繊細で傷つきやすい太宰。
もっと楽に生きれば良かったのに…
でも、そうできないから、多くの名作が生まれた。
どれだけ悩んで苦しんで生きたのか…
心揺さぶられる作品でした。
新潮文庫ロングセラーTOP20で第2位になってます。
実写映画化されています。
人間失格(2010年2月公開)
太宰治生誕100周年を記念して製作された文芸大作。
監督:荒戸源次郎、主演:生田斗真。
人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年9月公開)
太宰治の小説『人間失格』を原作としたものではなく、
太宰治と3人の女性との関係における実話を基に描いた
フィクション作品となっている。
監督:蜷川実花、主演:小栗旬。