「人生が用意するもの」川上未映子 日常や仕事、震災などが綴られたエッセイ集

読書感想

「世界のみんなが気になるところ」を論じ、あの三月を思い、

人生のデコボコに微苦笑しながら、読者の意表を突きまくる最新エッセイ六十余篇。

 

 

 

 

 

 

 

主に2011年に日本経済新聞と週刊新潮に連載されたコラムを集めた本です。

ほとんどの文章は、3ページ程度の短い文章ばかり。

 

 

日常や仕事のこと、震災のことなどが綴られたエッセイ。

話し言葉で書かれていながら微妙な繊細さも感じ取れる。

素の川上未映子さんが垣間見える、.そんな1冊でした。

 

 

あとがきのこんな言葉が心に残りました。

書かれたのは震災後なので、そんな思い入れも含めた言葉なんでしょう。

 

【いいものもそうでないものもひっくるめて、人生が用意するものはいつだって数えきれずあるけれど…(途中省略)…どんなにものすごいことが起きたって、ふとしたときにどうでもいいようなことで笑ったり怒ったりいらっとしたり倒れたり、喜んだり抱き合ったり途方に暮れたり忘れたりしながら、そういうマーブル状のあれこれとして、この連綿とつづいているように見えてしまう毎日の背中をそれでもなんとか押してくれる、そんな瞬間があってくれるのもまた本当なので、そういうものをなんとか繋げてやっていければよいな…】

 

 

うん、確かに…人生良いことばかりじゃない。

イヤなことや辛いことも多いよね。

そんな中で、ちょっとした嬉しいことや楽しいことを見つけて、日々それを繋げて…。

うーん、なんとかね、前向きにやっていければいいよね。